壁面収納を製作させていただく際にポイントになることの多い「梁」。壁の一部に梁のある場合、製作方法は次の3通り考えられると思います。ご納品事例と合わせてそれぞれのポイントをご紹介させていただきます。
こちらのご納品事例では、左奥の梁の手前までのサイズで製作させていただきました。梁の厚みぶん幅は狭くなりましたが、天井までめいっぱいの高さで家具を製作させていただきました。
大きな壁面収納は存在感が大きいので、こちらのご納品事例のように縦横を均等に分割してすっきりとシンプルな外観をお求めの場合は、梁を避けて製作するのも選択肢のひとつになると思います。
◎梁をよけてつくることですっきりした外観に
◎天井は強度がないので壁面への固定で転倒防止
梁下のスペースを活かして収納を作ると、壁面の高さを最大限生かすことが出来ますし、壁面の凹凸がなくなりよりすっきりした印象になるといった効果も期待できます。
梁は、建物の構造部分であったり、配線やダクトなどを通すための空間であったりします。それによって強度やサイズは様々なので、職人がお部屋へお邪魔して採寸したり壁の中の様子を確認のうえで製作させていただきます。梁がコンクリート製の場合は家具との隙間に閂を差し込むことで、家具をしっかりと固定することが出来ます。梁が石膏ボードなどの場合は、梁と壁の両方へ固定することで、転倒防止効果を高めるように工夫します。
◎梁下のスペースを活用できる
◎コンクリートの梁は転倒防止効果が高い
余すことなく壁面全体を使った収納を製作させて頂く場合は、梁の形に合わせたTANAを設計させていただきます。
梁の形をどのように家具の外観の中に取り込むかによって、家具全体のデザインも変化します。スタッフが図面を描きながら、お部屋ごとに異なる梁の形やサイズに合わせて、デザインや使い勝手についてお客さまと一緒に考えさせていただきます。
◎幅も高さも最大限大きく製作
◎オーダー家具でなければかなえられない形
梁のある壁面でも、お客さまのご要望をかなえる工夫とアイデアをたくさんご用意しています。
店舗スタッフが承りますので、ぜひお気軽にご相談ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サイズや仕様から設計をはじめるオーダー家具「TANA」については、メールやお電話でお気軽にお問い合わせください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
店頭では家具、素材や塗装のサンプルをご覧いただけます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
工房だより │ プロダクト