リモートワークが増えたせいか、この頃デスクのお問い合わせを多くいただくようになりました。
仕事をするためのデスクとチェアは、もしかすると一日の中で最も多くの時間を過ごす家具かもしれません。そのためオフィスで使用される家具の多くは、いかに体に負担をかけずに長時間使えるかに重点が置かれています。また、耐久性や経済性(価格)も重要視されるので、肌触りやスタイルよりも、機能性であったり、コストを優先させたものも多いと思います。
もちろん、こうしたワークデスクとチェアの多くは機能美を追求しているので(アーロンチェアなんて、憧れます!)、決して家具として悪いものということではありません。ですが、もしそれがそのまま生活の中にあったら、家具としては、ちょっと無機質というか、そこだけ違和感を生んでしまうかもしれません。
ちょうど、自粛期間中にテーブルをご納品させていただいたお客様からご連絡がありました。
「自宅でのリモートワークになったのだけれど、気に入った無垢の木のテーブルのおかげで楽しく仕事ができています」
という嬉しいお言葉をいただきました。ご納品させていただいたのは大きなダイニングテーブルだったのですが、その一角をワークスペースにされたとのことでした。
これからは年代や性別を問わず働き方が多様化して、暮らしの中の仕事の時間や場所のあり方がもっと自由になってゆくことでしょう。そんな今、生活のための家具の作り手である私たちには、どんな提案が出来るでしょうか。WOODWORKでは新しいデスク作りに取り組んでいます。製作の様子から少しずつ、ご紹介できればと思いますので、どうぞお楽しみに。
まずはその前に、これまでWOODWORKが製作してきたデスクについてご紹介します。お客さまのご要望にお応えする中から生まれた形やデザインです。皆さまの家具づくりのヒントになれば嬉しいです。
ミミ付きのアメリカンチェリー3枚接ぎ天板に、電動式昇降機能のついた脚部を合わせたデスクです。
デスク上の本棚部分は取り外せる仕様。お子様たちが大人になってもお使いいただけるように、という願いのこもったデスクです。
ゆったりサイズの亜和座チェアがちょうど一脚収まる、小さなデスクです。
見えないところに使い易さの工夫を込めたデスク。
小学校に上がるお子様のために、ランドセルをかけるフックのついたデスクです。
秘密の引き出しのあるハイスツールです。
こだわりの小さなオフィス、ソーホーのためのウォールナット材デスクです。
デスクトップは、お部屋の壁の、複雑な凹凸にぴったり合わせて製作させていただきました。
「スタンダードテーブル・タイプ2 ウォールナット材で製作した作業机」
趣味の時間を楽しむためのデスクです。
Macのためのデスクです。