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工房だより

キハダとサクラでつくる、special STANDARD TABLE

 

 

2年前、北海道買い付けの際に仕入れて、倉庫で寝かせてあった板があります。
北海道産の「キハダ」と「サクラ」。
どちらも一枚板天板として使うほどの板幅はなかったのですが、状態もよく、貴重な北海道産材です。

 

 

 

樹種としても魅力的で、そんな面白い素材を目の前にしたら、作り手としてはほっておけるはずがなく…職人たちはその場ですぐに使い道を相談していました。
「数は超限定になるけど、これでスタンダードテーブルとか作ったらよさそうだよね」
このときすでに水面下で計画され、仕入れていた2つの北海道産材を使用したスタンダードテーブルがついに形になる日がやってきました。

 

普段は、ウォールナット、アメリカンチェリー、ナラ、タモと4樹種からお選びいただいているところを、この期間のみ限定で「キハダ」と「サクラ」でもオーダー頂くことができます。どちらも一枚板天板などではごくまれに出会う樹種ですが、もともとの流通量が少ないため、量産の家具ではもちろん、常にラインナップに据えている家具屋さんはまず見かけることがない2樹種です。

 

キハダとサクラ

奥がキハダ、手前がサクラ材

 

 

〈キハダの特徴〉

 

キハダ(板目)、オイル塗装仕上げ済み

 

キハダ木口断面

 

 

 漢字で「黄肌」と書く通り、鮮やかな黄色いミミが特長です。ミミ以外の表面は褐色で、年月の経過による色合いの変化が少ない樹種です。適度な硬さがあり仕上がりは美しい艶を放ちます。
 樹皮を剥ぐと現れる鮮黄色の内皮は、乾燥させて生薬にしたり、草木染の原料に用いられることでも知られます。
 個性的な印象のテーブルや存在感のある書斎机などをお探しの方にお勧めです。

 

 

〈サクラの特徴〉

 

サクラ(柾目)、オイル塗装仕上げたて

 

サクラ木口断面

 

 

 重厚感がありながら、木目が細やかで美しい樹種です。
 表面はピンク色を帯びた赤茶色で、木目の中に入る暗緑色の筋が大きな特徴です。年月を経ると色が濃くなりますので、長く使い込んでいきながら、変化を楽しんでいただきたい樹種です。
 街で見かけるソメイヨシノとは異なるサクラで、山で育ちます。

 

 

〈こんな方におすすめ!〉

・めずらしい樹種のテーブルをお探しの方
・国産の無垢材にこだわってテーブルをお探しの方
・デザインは奇を衒わず、木にはこだわりたい方 など

 

お客様のご希望サイズで作れる点、そしてさらにご希望があれば、オーダーのベースにしていただけるスタンダードテーブルならではの懐の深さや魅力は変わりません。材料に限りがあるため、それぞれ1台ずつという、かなり特別なスタンダードテーブルです。

 

 

〈ご注文方法〉

ご注文は、通常のスタンダードテーブルと同じです。ご希望のサイズ(幅、奥行き、高さ)をお知らせください。

 

 

〈価格〉

キハダはタモ材と同じ価格。
サクラはウォールナット材と同じ価格でご注文を承ります。各デザインの価格表をご確認下さい。
天板の面取りや脚部のシェイプなど、特殊なご注文も可能です。その場合は通常のスタンダードテーブルと同じく追加加工分についてお見積りをさせて頂きます。

 

 

〈選べるデザイン〉

 

キハダ、サクラを使ってご注文いただけるのは、4種類のスタンダードテーブル。

 

 

STANDARD TABLE type 1
 ・STANDARD TABLE type 1

 

 

STANDARD TABLE type 2
 ・STANDARD TABLE TYPE 2

 

 

STANDARD TABLE 〔 R 〕 type 2
 ・STANDARD TABLE TYPE 2 [ R ]

 

 

STANDARD TABLE 〔 R 〕 ROUND
 ・STANDARD TABLE [ R ] ROUND

 

 

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