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納品事例

無垢天板 トチ一枚板天板のダイニングテーブル

トチ一枚板天板ダイニングテーブル

 

 

全体的に入った杢と赤味の部分が印象的なトチの一枚板天板です。
ご新居に合わせて、以前から度々天板を探しにご来店くださっていました。初めはサイズ以外は、まだ具体的には決まっていないご様子でしたが、いろいろな樹種や他のお店などもたくさん見られていくうちに、また、ご新居がすこしずつ形になっていくにつれて、ご希望のイメージがより具体的に絞られていく様子もお話しさせていただいきながら感じました。
ちょうど天板選びが本格的になってきた時期と、町屋SO-KO開放日がはじまるタイミングが合わさり、開放日の初日をご予約くださいました。

 

明るめの色味で、形はすっきりと直線的なかたちというご希望をご予約時にお伺いしていましたので、お好みに合いそうな天板を探しながら一緒にみていただきました。その中で、お選びいただいたのがこちらのトチの一枚板。裏に割れなども入っていましたが、サイズ感や表情などをとても気に入っていただこちらの天板を、どう加工を施して活かす方法があるか、職人からもご提案させていただきました。
SO-KOでは、常に職人が対応させていただくので、作り手の視点からの判断をその場でお伝えすることができることが最大の特徴です。その天板の魅力的な部分だけではなく、メリットからデメリットまですべてをお伝えした上で、気に入った天板をお選びいただくのが一番だと考えています。お客様の天板も、「削るとこのあたりに杢がでそうなので、仕上げしてみるとおそらくこんな表情の天板になりますよ」というように、職人の経験からもいろいろとお話しさせていただき、気に入ってくださいました。

 

 

トチ一枚板天板ダイニングテーブル

 

 

特に粗木の状態の天板から仕上がりまでをイメージしていただくのは難しいので、お選びいただいた天板をオイル塗装した状態を、後日、店舗でご覧いただきました。削って、磨いて、1回目のオイル塗装を施した後の仮仕上げ状態になった天板は、角度によってキラキラと光る縮み杢が全体にはいっていました。他にも数枚のトチの天板と見比べた上で、割れなどもあったのですがそれ以上の魅力がつまったこちらをお選びいただきました。
割れがある箇所は、お客様のご希望をお伺いしながら職人がアドバイスさせていただき、契(ちぎり)で開き止め加工を施す部分と樹種埋めで対応する部分と、それぞれの状態に合わせて加工させていただきました。割れや節もこの天板らしい個性になり、特別な存在感のあるダイニングテーブルに仕上がりました。
脚部は小口側から座っても椅子が入りやすいフォーレッグスをお選びいただきました。
明るい空間のお住まいにトチの風合いがぴったりですね。素材の状態からご一緒にお選びいただいた天板を気に入っていただけて、私たちも嬉しいです。トチはメンテナンスを重ねながら使い込んでいくことで、艶のある飴色がかった色合いに育っていきます。スタートしたばかりのご新居でのあたらしい生活、少しずつテーブルの風合いが増していくのもお楽しみいただきながら、どうぞ末永くご愛用ください。ありがとうございました。

 

 

トチ一枚板天板ダイニングテーブル(幅1500×奥行770~790×高700㎜)
 脚部:フォーレッグス(ナラ/65mm角)

 

※椅子は他社製品です

 

 #20160213