3回目のTANA製作のご相談が終了しました。
今回のレポートテーマは、【何が形のヒントになるか分からない】です。
棚の形は、ほぼ決まったのですが、
細かい仕様の部分で、いくつか悩めるポイントが出てきました。
現物ではなく、図面上での判断や、想定などは、
具体的な事が、少々つかみにくいものです。
作る側として、製作イメージを、お客様が想像しやすいように
お伝えする事が、私達の役目なのですが、
かえって、分かりにくく伝えてしまう事もあったり・・・。(すいません)
畑中様にも、アイディアや、素早い返答で助けて頂き、
今回の、悩みのポイントを解決する事ができました。
悩めるポイントは、2つでした。
1、ワインの傾く角度 2、収納部の引き出し内の仕切り方
ワインの傾く角度は、製作上、限界まで角度を付けていたのですが、
そこまで、急な角度ではないので、もしかするとワインが転がってしまうかもしれないという見解になりました。
そこで、ふとご主人が、「ワインが滑らないように、何かできるかな?」
と呟き、そのご提案に考えを向けながら、横を見てみると、
パタムレッグスがありました。
そこで、パタムレッグスの、天板の滑り止めの仕様を、
使えるかもしれない。
取り外しできるパーツを棚板に付け、高さを増しながら、ワインを傾ける。
そのパーツには、パタムと同じように革ひもを埋め込むことで、
ワインの滑り止めと、丁寧に収納できる仕様になる、
なんと一気に悩みのポイントが解決したのです。
内容の利点に比べ、加工はさほど難しい事ではないので、
すぐに取り入れました。
次のポイント、引き出し内の仕切りは、
自由度が高いため、かえって色々なアイディアが出てしまうのが、
悩ましいところです。
解決方法は、そのアイディアの中から、本当に使いやすい物を選ぶ事が、
解決の近道と判断しましたので、現寸の図面をおこし、
幾つかご提案した中から、検討して頂くことになりました。
実際、製作では、後の方になるので、まずは、本体を優先して進めることに。
家具は一生ものです。
オーダー家具は、なおさら使う方の希望が詰まった一生ものです。
だから、少しでも分かりやすく、決断しやすく、リードしていく責任が
あると、つくづく感じました。
もう一つ、TANAは、お客様と一緒に作っているんだなとも、感じました。
作ることは、手を動かして組みたてたりするだけでなく、
こうやって話をしていくことも、含まれているんですよね。
藤本
納品事例 │ TV/AV/サイドボード
3回目のTANA製作のご相談が終了しました。
今回のレポートテーマは、【何が形のヒントになるか分からない】です。
棚の形は、ほぼ決まったのですが、
細かい仕様の部分で、いくつか悩めるポイントが出てきました。
現物ではなく、図面上での判断や、想定などは、
具体的な事が、少々つかみにくいものです。
作る側として、製作イメージを、お客様が想像しやすいように
お伝えする事が、私達の役目なのですが、
かえって、分かりにくく伝えてしまう事もあったり・・・。(すいません)
畑中様にも、アイディアや、素早い返答で助けて頂き、
今回の、悩みのポイントを解決する事ができました。
悩めるポイントは、2つでした。
1、ワインの傾く角度 2、収納部の引き出し内の仕切り方
ワインの傾く角度は、製作上、限界まで角度を付けていたのですが、
そこまで、急な角度ではないので、もしかするとワインが転がってしまうかもしれないという見解になりました。
そこで、ふとご主人が、「ワインが滑らないように、何かできるかな?」
と呟き、そのご提案に考えを向けながら、横を見てみると、
パタムレッグスがありました。
そこで、パタムレッグスの、天板の滑り止めの仕様を、
使えるかもしれない。
取り外しできるパーツを棚板に付け、高さを増しながら、ワインを傾ける。
そのパーツには、パタムと同じように革ひもを埋め込むことで、
ワインの滑り止めと、丁寧に収納できる仕様になる、
なんと一気に悩みのポイントが解決したのです。
内容の利点に比べ、加工はさほど難しい事ではないので、
すぐに取り入れました。
次のポイント、引き出し内の仕切りは、
自由度が高いため、かえって色々なアイディアが出てしまうのが、
悩ましいところです。
解決方法は、そのアイディアの中から、本当に使いやすい物を選ぶ事が、
解決の近道と判断しましたので、現寸の図面をおこし、
幾つかご提案した中から、検討して頂くことになりました。
実際、製作では、後の方になるので、まずは、本体を優先して進めることに。
家具は一生ものです。
オーダー家具は、なおさら使う方の希望が詰まった一生ものです。
だから、少しでも分かりやすく、決断しやすく、リードしていく責任が
あると、つくづく感じました。
もう一つ、TANAは、お客様と一緒に作っているんだなとも、感じました。
作ることは、手を動かして組みたてたりするだけでなく、
こうやって話をしていくことも、含まれているんですよね。
藤本
工房だより │ イベント,TANAキャンペーンレポート