『あなたの理想のTANA(タナ)、差し上げます』キャンペーンの最終レポートです。
キャンペーンのご応募をいただいてから、スケッチ、細部のご要望をまとめ、
正式に図面を起こし、製作に入りました。
そして納品のご予定を合わせ、9月4日に無事納品させていただきました。
TANAを発表してから、皆様にさまざまな形や用途のTANAをご注文頂きました。
このTANAのコンセプトにもあるように、「あなたの大切なものを納める」そのために、
できる限りのご要望にお応えすることをテーマとしながら、オーダー家具として
お伝えしてきました。
畑中様のワイン収納TANAは、そのすべてを盛り込んだTANAとなりました。
相談の途中に、度々方向性に迷うこともありましたが、一番の目的として
大切なワインを納める棚という事がすべてのベースとなりました。
ワインを納める機能をいかにTANAのフォーマットに落とし込むかが、
この形の課題となりました。
棚板の形状は、挑戦でもありましたが、いかに効率よくワインを入れるかを
畑中さまとご相談し、的確なご意見を頂きながら形を詰めていきました。
そこで、ポイントとなる斜めにした棚板ですが、単純に板の上にワインを置くだけでなく、
ボトルの首元を持ち上げる為に、パタムテーブルの構造を応用させ、革を埋め込んだ
パーツを作りました。
このような発想は、他の家具からの引用ができることに、自分も驚きました。
TANAはオーダー式なので、アイディアの引き出しを多く持つ大切さがあります。
そして反対に、沢山ある可能性を絞っていかなくてはなりません。
このワイン棚のように、下部をボトル収納にし、上部にはワイン関連のアイテムを収納する
となると、個々のサイズ感やワイングラスの高さが関係していきます。
そのようなポイントはこちらからご提案をし、形に起こしました。
もうひとつのポイントが、上部の引き戸です。
ブックラックにもなる前板ですが、引き出し部分の前板にもなります。
もともとカウンター下収納なので、奥行きに制限がある棚でしたが、
できる限り収納部分を確保し、戸板の可動で引き出しの奥行きが
狭くならないように工夫しています。
戸板の裏に溝をついたので、引き出しの取っ手がかぶるようになります。
このアイディアは、畑中さまのアイディアでした。
頂いたご意見をいかに形にできるかをすぐに考え、
できる!と判断し、実際に成功するととてもうれしいものです。
完成し、戸板をスライドさせたとき、「オ~」とおっしゃって頂き
さらにうれしかったです。
納品当日、ワインを試しに入れてみましょうと入れ始めたところ、
一つ、一つ、そしてまた一つとボトルが収まっていく姿を見ていくと、
どんどん入れてしまい、結局のすべてのスペースに収納となりました。
畑中さまお二人がとても満足してくださる姿が、やはり嬉しかったです。
いつも納品の時は、家具を造る中で一番うれしい瞬間ですが、
お客様との共同作業で考えていくTANAは、また違った達成感や一体感があります。
きっとお使いになる方々の希望が詰まった形であるからでしょう。
収まる姿を改めてみると、このワイン棚は機能面の充実性が表に見える形ですが、
じつは、カウウター下というデットスペースにおさまるピッタリサイズであることが、
一番の魅力かもしれません。
大きければいいではなく、空間にあった家具を作ることで、より便利になることが、
大切なポイントなのかもしれません。
そのスペースを活用して頂いた畑中さまのお部屋は、すべてに無駄がなく、
そして素敵なインテリアのお部屋でした。
生活を大切にする、空間を大切にする、小さな事に気がつくだけで
より楽しい部屋になるものです。
そんな事に、このTANAというシリーズがどんどん力になればいいなーと心から思いました。
キャンペーンにご応募いただき、そしてTANAにご興味を持っていただき、
素敵なアイディアをくださった皆様に感謝いたします。
畑中さま、末永くこのワイン棚をご愛用くださいませ。
そして何かの時は、いつでも対応させていただきますので、
安心してお使いください。
WOODWORK 一同
納品事例 │ TV/AV/サイドボード
『あなたの理想のTANA(タナ)、差し上げます』キャンペーンの最終レポートです。
キャンペーンのご応募をいただいてから、スケッチ、細部のご要望をまとめ、
正式に図面を起こし、製作に入りました。
そして納品のご予定を合わせ、9月4日に無事納品させていただきました。
TANAを発表してから、皆様にさまざまな形や用途のTANAをご注文頂きました。
このTANAのコンセプトにもあるように、「あなたの大切なものを納める」そのために、
できる限りのご要望にお応えすることをテーマとしながら、オーダー家具として
お伝えしてきました。
畑中様のワイン収納TANAは、そのすべてを盛り込んだTANAとなりました。
相談の途中に、度々方向性に迷うこともありましたが、一番の目的として
大切なワインを納める棚という事がすべてのベースとなりました。
ワインを納める機能をいかにTANAのフォーマットに落とし込むかが、
この形の課題となりました。
棚板の形状は、挑戦でもありましたが、いかに効率よくワインを入れるかを
畑中さまとご相談し、的確なご意見を頂きながら形を詰めていきました。
そこで、ポイントとなる斜めにした棚板ですが、単純に板の上にワインを置くだけでなく、
ボトルの首元を持ち上げる為に、パタムテーブルの構造を応用させ、革を埋め込んだ
パーツを作りました。
このような発想は、他の家具からの引用ができることに、自分も驚きました。
TANAはオーダー式なので、アイディアの引き出しを多く持つ大切さがあります。
そして反対に、沢山ある可能性を絞っていかなくてはなりません。
このワイン棚のように、下部をボトル収納にし、上部にはワイン関連のアイテムを収納する
となると、個々のサイズ感やワイングラスの高さが関係していきます。
そのようなポイントはこちらからご提案をし、形に起こしました。
もうひとつのポイントが、上部の引き戸です。
ブックラックにもなる前板ですが、引き出し部分の前板にもなります。
もともとカウンター下収納なので、奥行きに制限がある棚でしたが、
できる限り収納部分を確保し、戸板の可動で引き出しの奥行きが
狭くならないように工夫しています。
戸板の裏に溝をついたので、引き出しの取っ手がかぶるようになります。
このアイディアは、畑中さまのアイディアでした。
頂いたご意見をいかに形にできるかをすぐに考え、
できる!と判断し、実際に成功するととてもうれしいものです。
完成し、戸板をスライドさせたとき、「オ~」とおっしゃって頂き
さらにうれしかったです。
納品当日、ワインを試しに入れてみましょうと入れ始めたところ、
一つ、一つ、そしてまた一つとボトルが収まっていく姿を見ていくと、
どんどん入れてしまい、結局のすべてのスペースに収納となりました。
畑中さまお二人がとても満足してくださる姿が、やはり嬉しかったです。
いつも納品の時は、家具を造る中で一番うれしい瞬間ですが、
お客様との共同作業で考えていくTANAは、また違った達成感や一体感があります。
きっとお使いになる方々の希望が詰まった形であるからでしょう。
収まる姿を改めてみると、このワイン棚は機能面の充実性が表に見える形ですが、
じつは、カウウター下というデットスペースにおさまるピッタリサイズであることが、
一番の魅力かもしれません。
大きければいいではなく、空間にあった家具を作ることで、より便利になることが、
大切なポイントなのかもしれません。
そのスペースを活用して頂いた畑中さまのお部屋は、すべてに無駄がなく、
そして素敵なインテリアのお部屋でした。
生活を大切にする、空間を大切にする、小さな事に気がつくだけで
より楽しい部屋になるものです。
そんな事に、このTANAというシリーズがどんどん力になればいいなーと心から思いました。
キャンペーンにご応募いただき、そしてTANAにご興味を持っていただき、
素敵なアイディアをくださった皆様に感謝いたします。
畑中さま、末永くこのワイン棚をご愛用くださいませ。
そして何かの時は、いつでも対応させていただきますので、
安心してお使いください。
WOODWORK 一同
工房だより │ イベント,TANAキャンペーンレポート