スケートボードに乗ったことってありますか?
僕は、中学生、高校生と十代の頃ハマった時期もありました。
今でもファッションやアイテムが大好きです。
スケボーは、もちろん遊びと言えばそれまでですが、次のオリンピックでは正式種目に。
サブカルとして一部の者だけのジャンルだった遊びが、ファッション、音楽、映像、Art といった大きな輪がつながり、
今では魅力的なスケートカルチャーの歴史が刻まれています。
そんなスケーターが使うデッキ(板)はスケートカルチャーにとって一番象徴的なアイテムです。
微妙に違うコンケーブ(曲線)や、硬さ、しなり、それらを体が感じるフィーリングによって、自分に合った板を選びます。
もう一つ重要なのがデッキに描かれたグラフィックです。
ブランドによって特徴があり、皮肉なメッセージや、思いもよらいなモチーフ、色、ユニークなキャラクター、
様々なコンセプトによってそのグラフィックが描かれています。
それは、アートやデザインとして魅力的な世界観を持った物と言えるでしょう。
スケーターは、そのデッキに乗りあらゆるワザを繰り広げます。
時代ごとに進化した技や、スタースケーターがあみ出す技もあります。
日々、その技を練習し身に着けていくことに没頭するスケートライフが始まるのです。
気が付くとデッキはキズだらけ、裏のグラフィックは全く見えなくなっています。
でも、それがワザができた証、乗るスケーターの個性が現れるのです。
一見ただのキズですが、よく見ると癖や、その人の特異のワザが分かります。
それはスタイルとなった、スケーターの分身なのかもしれません。
そしてまた新しいデッキを手に入れ、スケートライフを走り続けるのです。
その個性がついたデッキをDEPTH CRAFT(デプスクラフト)が、素材として扱いアイテムを作りました。
ワザの傷によってできた模様が、ピクチャーフレームになった時それはキズではなく新しいグラフィックとなります。
普通の木材を使うよりも手間がかかる製作ですが、リサイクルといった単純な発想ではなく、
自身が好きな物を素材として利用する、作り手の思いが形になったアイテムだと感じます。
スケーターである彼らしいアイテム、その特徴あるフレームはとても魅力的です。
その面白さ、是非見にいらしてください!
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日時:2016年11月23日(水)~12月5日(月) (※会期中の店舗営業日のみ)
会場:WOODWORK店内
Depth CRAFT(デプスクラフト)打越匡紀
群馬県前橋に工房を構え、オリジナルフレームを中心に、家具、什器などの製作を手掛ける
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