家具作りは、実際に工房での作業が始まるずっと前、お客さまからお話をいただいた時点で始まっている、と思うことがよくあります。
お見積りをするときも、サイズから材料を拾うだけではなくて、実際にその家具が形になった時に強度が十分か、扉どうしが干渉したりしないか、手をどのようにかけて開けるかと、いろんな想像をしながらスケッチを描いたり、金物を調べたりします。
そしてご発注をいただくときには、ほぼ完成形が決まっているのですが、それでも細かい部分では最後まで、より良い選択肢を店舗のスタッフと職人が意見やアイデアを出し合いながら決めています。
夜のお店。ご注文いただいたテレビボードについて話し合う3人です。