干支
今年で5年目の干支づくり。
なるべく少ない要素で特徴を表現することをテーマに作り続けてきました。
家具作りにつかう機械と技術のみを使って作る、家具屋の干支の置物です。
何度も模型をつくりながら、その動物らしい姿を探り、ようやく干支が生まれます。
5年前に心に決めた「直線のみで表現する」ルール、そのおかげで出来ない表現や加工もたくさんあり、苦戦もするのですが、その壁を越えた先には、どの要素1つなくてもその干支の形にはならないという線と面が、最後には見つかります。
そして、この形を作りたいと相談をしながら、形にしてくれる職人の技術と存在があってこそ生まれる干支です。
今回は、すくっと立ち上がったネズミの姿を形にしました。
少し背中が丸まったラインと、長いしっぽが特徴です。
世の中の干支の置物に比べると、華やかさには多少欠けるかもしれません。
そのかわりに、お正月シーズンの干支の飾りとしてだけではなく、年中飾って楽しんでいただけるものになるように、そして、シンプルで表情がないぶん、どこかしらに、くすっと笑ってもらえる特徴が込められるように、とデザインしています。
そのようなコンセプトをもって作っているので、ザ・干支感はあまりないかもしれません。
しかも、今回は、ねずみといったらこれも!と心に決めていた”チーズ”も作りました。
WOODWORKの干支の置物とともに
2020年も皆さまが笑顔ですごせますように。
齊藤
干支2020「子」 2,700yen+税
・ねずみ、チーズ:タモ材 無塗装
・チーズ:タモ材 無塗装
※チーズ付き
※個数限定販売。なくなり次第販売終了となります
※12月26日(木)より発売、店頭と通信販売にてご予約受付中
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