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工房だより

Tribal rug

Tribal rug

 

 

今回ラグのPOP UPでご紹介するトライバルラグは部族(トライブ)のラグと呼ばれるもの。主に遊牧民の生活の中で、床や壁として、また、運搬用の道具として使われてきたものです。

 

私も、その中のひとつであるバルーチ族のラグや、モロッコから背負って帰ってきたラグを使っています。ラグが一枚加わったことで、敷いたシーンにテーマが生まれて、居心地の良いお気に入りの空間になっています。
絨緞やラグというと、インテリアのなかではいま一歩ハードルが高いと思いがちですが、実際に使ってみると、とても自由で楽しいものだと感じています。考えてみると、現地の人々にとっては生活に欠かせない身近な道具なので、自由なものであって当然ですよね。その自由な楽しさを感じて、日常に取り入れていただけたらと思い、この度のPOPUPの機会からトライバルラグやギャッベをWOODWORKでもお取り扱いを始めます。選ぶときにも、模様の美しさというのはもちろんですが、なんだこの柄は!というユニークな柄が多く、私はその面白さも魅かれた理由の一つです。民藝の世界のような、民画的な味わいがたまりません。

 

部族ごとに異なる文様や色合いの特徴があるのも面白く、見ていくにつれて徐々に好みの部族を見つける楽しみがあります。さらには、その文様ひとつひとつには意味合いがあり、部族のアイデンティティーを文様に込めて織られているのだそうです。そして何より一枚一枚手作業、作り手の感覚で織っていくため、ふたつと同じものがないのも魅力。数ある柄の中からお気に入りの一枚を選ぶ楽しさは、無垢天板を選ぶのととてもよく似ています。

 

Layoutさんに伺うと、好みを相談すると、台の上に一枚一枚広げて見せてくれます。まさに町屋の倉庫で無垢天板をだしてきて、見ていただくような感覚です。作り手の遊び心を感じ、唯一無二の一枚との出会いを楽しんでいただきたいと思っています。

 

 

素材のウールは一年中ご使用いただけて、何十年とへたらないのが特徴です。使っていくにつれて、ツヤが出て、味わいのある風合いに経年変化していくところも無垢の家具に通じます。ラグも家具も「育てる」楽しみを。家具とともに、世代を超えて受け継いでいただける一枚に出会っていただけたら嬉しいです。

 

 

齊藤

 

 

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『Layout』POP UP -Tribal rug FAIR

 

『Layout』POP UP -Tribal rug FAIR

 

【開催概要】
会期:6月22日(土)~7月21日(日)
   10:30~18:00(会期中、毎週火・水曜日定休)
会場:WOODWORK店内

 

 

◎Layout Website http://layout.casa/

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