工房だより

思いついた事は、すぐに形にします。
かっこいい言い方をすると、試作、モック、などと言いましょうか。
要はスケッチする感覚で、ざっくりと作った物です。

それは案外簡単で、頭の中のイメージを形にするのですが、工房があるからこそできることで、手を動かすほうが慣れているからだと思います。それに楽しい。

そこまではいいのですが、そこから進みが遅くなりがちです。

色々考えてしまいます。1人で考えなくてはならない事、誰かと考えなくてはならない事、素材、作り方、効率性、価格、伝え方、そうやって色々考えてしまうとスピードが遅くなるわけです。

世の中のゼロから何かを生み出す人達は、それらを一つ一つ乗り越えているわけで、乗り越えなければゴールにたどり着かない。

もう一つ大事なのは、丁度いいところを見極める。
いつまでも、モヤモヤやっていても仕方ありません。

僕自身多くを反省です。

なので、少しやり方を変えてみることにしました。
せっかくいいアイデアやデザインがあるのだから。

来年の目標は『完成、達成』と韻を踏んで参ります。

藤本