今週末16日(日)の朝にsenkiyaカフェで開催のトークイベントには、KAWAGUCHI SHINMACHIにあるオールドフォルクスワーゲンの修理工場SILVER RESTの野々下さん(写真右)、tanabikeの山地さん(写真左)と一緒に、WOODWORKの職人3人が、手を動かして作ることについて、お話させていただきます。
トークイベントを前に、WOODWORKの職人3人の人となり、それぞれに担っているものづくりについて、少しご紹介させていただこうと思います。
現在、WOODWORKの社長を務める藤本は、「WOODWORK」がまだ「Woodwork」だったころに入社しました。今のような家具ブランドとしての店舗や工房に変化するずっと以前のことです。一人のつくり手としてお店に携わりながら、この場所で家具作りをする面白さを一番に理解して、そのポテンシャルをどのように表現することができるのかを常に考えてきました。
その理想の形を求めて数年前には、尊敬するデザイナー、ピート・ヘイン・イークのオランダにある工房を訪ねています。
店舗という場所が、単に家具を並べるためだけではない、もっと面白い場所になる。頭の中のイメージとコンセプトは、店舗で形にできるプランにまとまりつつあります。その実現を目指して、家具とブランドのデザインに取り組んでいます。
工房長鈴木は、別の工房で親方について5年間、家具製作の経験を積んできました。財産であるその経験が質の高い仕事を支えていますが、はじめはWOODWORKでのモノづくりの違いに悩むことも多かったようです。
今では、誰よりもシンプルに考えることができ、一番に行動をする職人です。常に高いレベルで仕事をし、WOODWORKのモノづくりを支える大黒柱のような存在として、工房と材料とスケジュール管理をこなします。もう一つ他の誰にも代わることのできない才能は、WOODWORKのムードメーカーとしてみんなの笑顔を引き出せることかもしれません。
職人直井は、大学では建築を専攻していました。社会人になってから家具製作の道を志し、作り手になるための模索をしていた時期に藤本と知り合いました。どんな時も常に物事に対して誠実に向き合う仕事ぶりを見込んで、藤本がWOODWORKへスカウトした最初の一人になりました。
モノづくりのための探究心が人一倍強く、難問ほどより良い解決策を見つけ出します。そのこだわりは時に昔気質のようですが、家庭では良き夫、優しい父です。手を掛けることを厭わない粘り強さも、丁寧な工夫も、愛情深い人柄を映している、とても職人らしい職人です。知識を活かして設計に携わる方との仕事も増えてきています。
三者三様、良いところも足りないところもチームで補いあいながら進んできたのがWOODWORK。反対に、ほとんどの時間を一人で、ゼロから工房を作り上げてきたSILVER REST野々下さん。家具と車という全く異なるモノながらも、何か同じ匂いがする者どおしです。そして私たちを結び付けてくれたtanabikeの山地さん。
こんな5人が揃って話し始めたら、果てしなく熱いトークになってしまいそうですが、皆さまに楽しんで頂けたら嬉しいです。
日時:10月16日(日)10時 – 11時30分
会場:tanabike
参加費:1,200円 (senkiyaのコーヒー&モーニングセット付)
お申込み:gallery.tanabike[at]gmail.com([ ]内を@に置き換えてお送りください)宛に、氏名、電話番号、人数」を明記の上メールをお送りください。
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