工房だより

　

　

先日「マイテーブルを作ろう」を開催しました。WOODWORKで定番となる小テーブルワークショップでしたが、内容とデザインをリニューアルし新しい形での第一回目となりました。
新しいデザインは、スチールのアングルパーツを使用したものになり、好みの高さや、お使いになる用途によって自由に脚の位置を決められるようになっています。
なので、以前にもましてそれぞれの完成が個性の光る物となりました。このワークショップは、ウッドワークがワークショプを始めた最初の企画でした。綺麗に仕上がった天板と、まったく仕上がっていな素材のギャップを見ていただく事で、木の面白さが感じていただけるのではないか？そんな思いがあります。家具は完成されたものから選ぶものですが、そこからでは見えない事もあります。まったく違う観点で、家具を作る事自体を体感していただき、大切なアイテムがみなさんの生活に加われば最高です！

　

　

　

　

パソコン用にお使いになるテーブル、食事をするのにしっかり使うテーブル、新しく引っ越すお部屋で使うテーブル、いろいろなテーブルが出来上がりました！

　

　

　

　

ワークショップの工程は、まずは素材選びです。好きな樹種を選び、好きな木目をみて選びます。遠目から見て、近くで触って、水をぬって木目を見定めます。

　

　

　

　

工程のなかで一番の力作業のサンディングです。

　

　

　

　

みなさん慣れない道具ですが、徐々に力加減がわかり上手になっていました。あらい仕上げから徐々に番手をあげて、きめ細かく面を仕上げいきます。面だけでなく小口や木端も仕上げ、最後はから拭きをすると、木自体につやが生まれます。

　

　

　

　

　

　

一日目は、仕上がった板にオイルを塗り終了となります。二日目にもう一度研磨して、仕上げのオイルをぬり天板は完成です。みなさんが選ばれた板をみて、仕上がりに満足している姿がとても嬉しかったです。
「楽しい」「面白い」など作業中にも言っていただき、作る楽しさが感じていただけていると実感できました。

　

　

天板を乾かしている間に、それぞれみなさんが考える用途に合わせ脚を製作しました。
天板につける位置によってまったくイメージが変わるので、みなさん慎重に位置を決めています。
前のデザインは、足の高さが決まっていたのでローテーブルの機能しかなかったのですが、今回サイドテーブルの高さまで設定できます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

お父さんと力を合わせて、最高の一台を組み立てます！

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

このまま商品になってしまうほどの素晴らしいテーブルができました！樹種は、トチ、カバ、メープル、ウォールナットです。同じ素材でも全く違う雰囲気になるところがとても面白かったです。
みなさんが作った形は、世界に一つなのでとても貴重なテーブルだと思います。今年はまだまだマイテーブルワークショップを企画していきますので、ぜひイベント企画チェックしてください！

　

　

藤本