無垢のテーブル
丸太を割った一枚板が、テーブルとして使われたのは、いつからなんだろうか?倉庫を整理しながらふと思いました。木工道具は遥か昔からほぼ変わっていなし、江戸時代には、とうにテーブルとして使われていたのだろうと思う。昔は、丸太を割る事はかなり技術が必要な事だし、細工をする以前に製材をする事が優れた職人技だったというのは間違いない。資源という見かたからも今とは全く違った環境だろうし、見渡せば大木は沢山あったのだろうか?そもそも、自然に育った木がそのまま横たわってテーブルになっているのだから、とても不思議な家具だと思う。扱っていて言うのもなんですが・・・。でもどの時代も、一枚板や無垢材の、木目や、質、形、大きさに魅了されてきたのは間違いないことで、それを生かす職人も沢山の良い物を作っています。好みはそれぞれですが、こういったテイストの物は、こんな感じと枠にはめてしまう事だけは非常にもったいないし、決まりもないので、無垢材の魅力はもっと広がると思う。
そういえば丸の内のスタバにも大きなウォールナットの一枚板がメインテーブルとして使われていました。店内のデザインとちゃんと合わさりとてもかっこよかったです。こんな使われ方いいなと実感しました。多くのお客さんが自然と使用していましたが、とんでもなく良いものだと思います。だから、きっとそのスタバにコーヒーを飲みに来るお客さんで、ウォールナットのメインテーブルがお気に入りで、いつもくる常連さんもいることでしょう。街の中で、公共施設や、有名なスポットで無垢の素材がかっこよく使われていると、他社の物でもやはりいいな~と思います。負けないように考えないとな~とか、自分たちもこんな風に使われるアイディアを出さないとな~とか。昔よりも多くのことが発展しているのだから、「2001年宇宙の旅」のような宇宙ステーションにも、無垢のテーブルが使われる時代になる事もあるかもしれないです。
藤本
WOODWORK SO-KO 開放日 12月3日(土曜)ご予約ページ