ただいま仮仕上げ中の、新しいウォールナット3枚接ぎ天板をご紹介します。
大きさ、木目、色合いと三拍子そろった、見応えのある一枚。
この天板は、2010年にWOODWORKスタッフが北海道、旭川へ研修に訪れたさいに、現地で板をみせていただきながら、
接ぎの組み合わせを決めてきたうちの一枚です。
WOODWORKでつくる接ぎ合わせの天板は、同じ丸太から切り出した板、共木(ともぎ)をつかい製作しています。共木をつかうことで、木目や色合いのそろった統一感のある天板が仕上がります。
本来の板のつくりと同じように、3枚の板は中心に板目を、両外側には柾目が来るように並べて接ぎ合わせています。このように一枚の天板として木目や色合いができるだけ自然で、大きな一つのつながりに感じられる組み合わせを、慎重に選んでいます。
上の写真は、実際に一本の丸太から切り出した板を並べて、どの板とどの板を、どのように接ぎ合わせるか、最もよい組み合わせになるように、問屋さんと相談しているところです。
節や木目の流れから板の癖を読んだり、仕上げた後の色合いを想像したり・・・。難しいパズルを組み立てるような作業でした。
この天板、サイズは現状で、長さ2250mm、幅760~820mm、厚52mm。6人掛けのダイニングテーブルとしてもお使いいただける、十分な大きさがあります。
一枚板ではありませんが、一本の大きな木からつくられた、無垢天板としての魅力、迫力を、存分にお楽しみいただける天板に仕上がりました。末(木の根に近い側)には細かな杢も現れていますね。
現地で、まだ丸太から挽いただけの荒々しい姿を見てきているので、こうして仕上がった様子を見るのは、私たちスタッフにとっても、とても嬉しい瞬間です。
こちらは裏面(木裏側)。節もなく、非常に綺麗な状態です。
もう一度仕上げの塗装をしたら店頭に並ぶ予定です。もちろん、いまの状態でもご覧いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
◎アメリカンブラックウォールナット 3枚接ぎ天板 (N11-18)
サイズ 長2250×幅760~820×厚52mm (仮仕上げ中)
2010年、北海道での研修の様子をご紹介した記事です。
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