工房だより

今日で今年の営業は最終日、明日からお休みに入ります。
世の中も師走ムードで、TVやラジオでは一年を振り返る話が多く流れます。
その雰囲気につられ、僕らも一年を振り返ります。

年が過ぎるという事は、僕らにとってはたくさん家具を作った事になり、
それは、ただ時間が過ぎるのではなく手をかけたモノを、時間の中に残していくことになります。
僕らのような職人や、建築家、音楽家、デザイナー、アーティスト、多くのクリエーターが同じことでしょう。
そして政治家も。

そうやって時代が変化し、世の中が年をとっていくことはとても素晴らしいことです。
でも、残しっぱなしは無責任で、どう残していくかも大切な課題です。

来年もたくさん新しいモノや出来事が生まれると思いますが、生まれたものを残していくケアや
責任をもっと持てるようになっていくと、よりいい環境ができるのではないかと思います。
だから来年も、自分たちが残したものに責任を持ち、またたくさんのモノを作っていきたいです。

今年も、多くのお客様や、多くの方々に出会うことができました。
ご迷惑おかけすることも多々ありましたが、温かいお言葉をいただくなど本当にお世話になりました。
今年お世話になった分を、来年も返せるように精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

WOODWORK　藤本