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工房だより

工房見学 その1

こんばんは、WOODWORKすぎしまです。

いつもはWOODWORKの工房を案内してお客さまに見てもらうようにしている私達ですが、先日はいつも大変お世話になっている轆轤(ろくろ)工房へ、工房見学に行ってきました。
 
福島県会津若松市にある工房へ。藤本店長、鈴木くん、齊ちゃん、私すぎしまと、ろくろについて勉強中で特別参加の学生さん5人で、キャラバンを飛ばしていってきました。
 
 
 

中央で説明して下さっているのが社長の小椋さんです。
 
 
 

 
工房の外には将来のための材料が積んであります。以前はもっとたくさん置いてあったそうですが、今は絞って置いているそうです。 
 
 
 
 

 
まずは素材となる荒取りが終わった木地置き場へ。工房の2階が倉庫になっていて、乾燥中の木地がたくさん置いてあります。
荒取りは生木の状態で大雑把に丸く木地を削ります。
  
 
 
 
 

 
乾燥中の木地。今では荒取りもろくろの機械で行いますが、昔は人の手で行っていたそうです。(これについては凄いお話があるのですが、いずれまたご紹介します)
 
 
 
 
 

基本的な構造や使い方は同じでも、使う人それぞれに角度やポイントがあるため、職人さんが使う轆轤(ろくろ)はそれぞれに決まっていて、他の人のろくろは使えないそうです。
 
 

工場の中央を貫いて、モーターが回っています。ここから長い帯を引っ張ってそれぞれのろくろを回転させています。なんかすごくカッコいんです、これ。
 
 
 
 
 

 
こちらの職人さんはスズキ式ろくろを使って、内側と外側をいっぺんに削っていきます。このときはまず内側を削り・・・
 
 
 
 
 

ひらりと轆轤の上を飛び越えて向こう側へ回って外側を削っていきます。何とも軽い身のこなしで、さくさくとお皿が出来上がっていきます。
 
 
 
 
 

 
こちらの職人さんはもう40年来こちらで働いていらっしゃるそうです。ゆるぎない手つきでどんどんお皿を削っていきます。  

 

・・・つづく  
 
 

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