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工房だより

工房の風景と皆の横顔 081010

本日も工房便りをご覧いただき、ありがとうございます。

一年の内にやってくる、歳を重ねるとき。
いろんな人たちに祝ってもらう、この新鮮な気持ちになれるときは、何度きてもうれしいものです。
この日は改めて、自分のことを見つめなおすことに目を向ける、そんな「きっかけの日」でもあるなと思うようになりました、おはようございます直井です。

 
工房では、今月末の新作発表に向けて、これまで重ねてきた試作を踏まえたこと、先日のイベント「ウッドワークカフェ」のときに頂いた、皆さまのお声を参考に詰め直した最終的な形の家具の製作に取りかかっています。
 
新作の椅子に関しては、これまで仮の名前でありましたが正式な名前も決まり、ファブリックは皆さんに頂いたお声を参考に、数多い中より選りすぐり発注も終えました。

 
本日は、工房の中よりほんのひと時の風景と、皆の真剣な横顔をお届けいたします。
 

↑ 椅子の部材の木取り、加工が始まりました。

これまでは、白っぽく明るい木肌のタモのみでしか、お目にかけていなかった新作の椅子も、黒っぽく落ち着いた色の木肌のブラックウォールナットでも製作します。まとまった数の製作です。
何本もの部材を、一本一本丁寧に製材します。

この機械は、鳥取市で家具製作などを営まれている工作社さんの主宰である、本間公〈あきら〉さんのご厚意で譲っていただいた、幅広いものも加工できる手押し鉋で、製材しているところです。
鋭く仕立てた刃が、むき出しで高速回転しているので、とても危険な作業です。

青山さんが、慎重に機械に通して削っては、長年多くの木を見てきた眼でにらみをきかせて調子を見ます。


 
 
かたや、別の作業台では鈴木くんがご注文頂いている、パタンと折りたためるテーブルでお馴染み、ぱたむテーブルの脚部に埋め込む革を、仕上げた木部に叩き入れてます。これで、蝶番とぱたむテーブルのチャームポイントである革のバンドをまいたら完成です。
 
  
今日も黙々とご注文頂いた家具や、小物もひとつひとつ丁寧に仕上げております。
どうぞ皆さま、出来上がりを、仕上がりをお楽しみにお待ちください。
 

 
この日の終りに、藤本さんは地域の活動で消防団へ向かいました。
木の粉がついた作業着ではない、このパリッとした制服を身にまとい出動です。

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