日本を代表する針葉樹のひとつ、杉の一枚板天板テーブルをご納品させていただきました。脚部はイエローカラーのパイプレッグスです。
杉は語源のひとつに「直ぐ木(まっすぐなき)」という説があるように、のびやかにまっすぐに伸びる木です。この一枚板天板では根になっていたところなのかあるいは大きな枝が出ていたのか、複雑に入り組んだ入り皮がある部分とまっすぐな木目の部分とが魅力的なコントラストを見せています。
◎杉一枚板天板テーブル
素材:天板/杉一枚板、脚部/スチールベース、つま先チェリー
サイズ:W1660×D880×H700mm
塗装:オスモ社、クリアー
デザイン:無垢天板、スチールパイプレッグス
もうひとつこの天板の特徴は、帯鋸のあとをわざと残して仕上げているところ。帯鋸は丸太から板を挽く最初の工程で使われる大きな機械です。
杉の木は柔らかい材質をしています。優しい温かみのある肌触りになりますが、ちょっとしたことで細かな傷が入りやすくもあります。そこで、完全なフラットな仕上げにせずにわざと鋸目をのこすことで気兼ねなくお使いいただけるようにご提案させていただきました。もちろんただ鋸で引いただけの状態という事ではなく、サンダーをつかってひっかかりのない程よい滑らかさになるところまでは仕上げています。鋸目は意匠としてもこの天板に個性を持たせてくれています。
お客様は店頭でご覧になったこちらの板を気に入って、テーブルをお買い上げくださいました。これから末長く楽しみながらご愛用いただけましたら幸いです。この度はありがとうございました。
#20211219
納品事例 │ 一枚板/無垢天板