お客様のご両親が、帽子製作をされていたころの裁ち台をリメイクして、ダイニングテーブルに仕立てさせていただきました。
素材はおそらく桂材、刃物をあてて加工性の良い少し柔らかな材質です。帽子の型にあてて布を切った時の刃の跡が無数に残っているその様子を少し残しつつ、全体に研磨をかけてオイル塗装を施しました。
やや赤みをおびた色合いがカツラ材らしい、立派な一枚板の天板。ほんの少しねじれが出ている様子も、長年帽子づくりに使われてきた歴史が感じられて、テーブルの魅力のひとつになりました。
店内で撮影した際の脚部は仮のもので、マルパイプの脚部をつけてご納品させていただきました。スチールにホワイト塗装の脚部は、重厚なスチール製ながらも明るく清潔感があり、お客様のお部屋の雰囲気ともよく合っていました。
ありがとうございました。ご家族の思い出と共に今度はテーブルとして、末永くご愛用頂けましたら幸いです。
◎カツラ材 一枚板天板 (幅1800×奥行840×高さ700mm)
※合わせてお使いのソファ等は他社様の製品です
#20190203
納品事例 │ 一枚板/無垢天板