本日も工房便りをご覧いただき、ありがとうございます。
この暖かくなる季節には、やはり花粉が舞って舞って、街ゆく人々が大変そうです。ウッドワークでは、専務と鈴木くん、たまに藤本さんが辛そうです。さぁ、僕はいつデビューを飾るのか毎年、毎年ひやひやしています、おはようございます直井です。
ここ最近、ご納品のご紹介が遅れがちでして、申し訳ございません。
ウッドワークのここのところの動きを、ご紹介させて頂きながら、ご納品の様子を織り交ぜさせて頂きたいと思います。
早速ですが、こちらのご紹介も大幅に遅くなってしまいました、とあるご納品です。
こちらのお客さまは、厚みのある、存在感のある一枚板をお探しになっていました。
そして、中でも厚みのある、存在感のあるものをご覧いただきました。
栃の木の一枚板のテーブルです。
大きく、厚みもしっかりした天板を支える脚部は、ウォールナットのフレキシブルレッグスです。
・天板の厚み
・天板に対しての脚部取り付け位置
などのバランスを考慮して、脚部の角材の太さを提案しております。
こちらのテーブルは、重厚な天板であったり、脚部の取り付け位置が平均的な寸法より内側にすること
から、バランスを見て角材の太さを90mmにして、お納め致しました。
ご覧の皆さまに、写真でこの迫力が伝わるといいのですが。
このような重厚な天板は、これまで数枚納めさせて頂きましたが、何度見ても、何度持っても自然の凄みを感じます。
末永く、ご愛用ください。
ありがとうございます。
直径1mを優に超す天然の木、神社近くの鎮守の森などにあるご神木でさえ、そうこういったクラスの直径を持った木はありません。
栃の木は他の木に比べて、太くなりながらゆっくり上に伸びていくので、このような大きな木が育ちやすい性質を持ってはいるものの、これまでに育った年月を想像してみると、遠く、遠く感じます。
接ぎ合わせの天板の魅力とは、また違った一枚一枚に物語の詰まった一枚板。
動くことなく、同じ場所で100年以上どんな年月を送ったのでしょうか。
この存在は、寛大なものだとこの仕事についてから、より感じるようになりました。
もっと木のこと、勉強したいと思う、今日この頃です。
一枚一枚、色々な物語のある一枚板を実際に手に触れ、ご覧ください。
#20090315
納品事例 │ 一枚板/無垢天板