いま店頭にならぶ無垢天板のなかでも、とびきり個性的なクリの一枚板をご紹介します。
長さ1440mm。奥行きは多少前後しますがおよそ600mmくらいですので、
ローテーブルなら2人がけ、あるいはデスク用の天板にちょうど良い、少し小ぶりなサイズです。
木目は細かく緻密で、さざ波状や縮れたような複雑な杢が全体に現れています。
片側のミミは丸太から木取りした時の大きなノコギリの刃の跡が残る、荒々しい断面をあえてそのままに残しています。
反対のミミは、よじれていたり凸凹していたりと変化に富んでいて、自然の造形が生み出した面白味があります。
節や小さく入った割れはクリの色にあう樹脂を埋めて補修しました。
無垢天板を見に来てくださったお客様には、
「無垢天板との出会いは一期一会のようなものだと思います。
お時間が許すなら、一生ものの一枚をじっくりとお探しになるのもお勧めですよ。」
とお話ししています。
同じものの二つとないところも無垢天板の魅力の一つですから、末永く楽しんで使い続けられるものに出会っていただきたい、いつもそう考えながら板をご紹介しています。
そしてそれは板にとっても同じです。何十年もかけて育ってきた木から切り出された板が、樹として生きてきた時間と同じか、それ以上に、お客様の暮らしとともに大切に使い、楽しんで頂けることを願っています。
これだけ個性の強い天板なので、お店でも飾るたびに新鮮ですし、お客様にご紹介するのが楽しい一枚です。特別なものをお探しの方にはぜひ一度、ご覧いただきたい天板です。ひときわ個性的なクリの一枚板。ぜひ店頭で実物をご覧ください。
◎クリ一枚板天板 (N04-41)
※こちらの天板はお買い上げいただきました。ありがとうございました
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