<国立西洋美術館開催「フランク・ブラングイン展」とのコラボ企画>
フランク・ブラングィンがデザインしたベンチを、ウッドワークが再現製作しました
2010年2月23日~5月30日、国立西洋美術館にて「フランク・ブラングィン展」が開催されます。
国立西洋美術館の核となる「松方コレクション」蒐集を助け、
日本に西洋美術を紹介するための美術館の建設を夢見た
才能あふれる芸術家「フランク・ブラングィン」。
その作品を絵画から版画、彼がデザインした家具までを紹介する、日本初の回顧展です。
「フランク・ブラングィン展」の見どころの一つに、ブラングィンと松方の夢「共楽美術館」を
再現するコーナーがあります。もしも共楽美術館が実現していれば、
日本人はブラングィンがデザインしたベンチに腰掛け、
松方が蒐集した西洋絵画を鑑賞したであろうと・・・そのベンチを、
美術館と同じ台東区で、ブラングィンが活躍した100年前から材木屋として
木とモノづくりに携わってきた下甚商店(ウッドワークの母体)で、という依頼をいただき、
ウッドワークが製作をすることになりました。
このベンチの元となるのは、1905年(明治38年)、ヴェネツィアの国際博覧会(ビエンナーレ)の英国室(ブラングィンによるデザインで金賞受賞)に設置されたベンチです。ブラングィンらしいシンプルで直線的なデザインが特徴で、現在もヴェネツィア・ビエンナーレ会場で使われています。
「フランク・ブラングィン展」ご来場の皆さまに、ブラングィンのデザインに触れ、体感していただくためのベンチです。製作はウッドワーク・スタッフ鈴木が担当しています。難しく責任の重い仕事ですが、とても名誉なことと喜びをより強くもって製作に取り組んでいます。ぜひご来場のうえ、ブラングィン作品と共に、ウッドワーク製作のベンチを体感してください。
製作の様子をWOODWORKブログでご覧いただけます>>WOODWORK BLOG
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国立西洋美術館開館50周年記念事業
「フランク・ブラングィン Exhibition of Frank Brangwyn」
◎会期:2010年2月23日(火)~5月30日(日)
◎月曜休館(ただし3月22日と5月3日は開館、3月23日(火)は休館)
◎開館時間:9:30~17:30 ※毎週金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
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