工房だより

　

　

　だいぶ以前から、いつか一緒に何かご一緒しましょう！とお話ししていたところ、ようやく今年開催できそうな企画に向けて、アーティストによるミニワークショップを体験させていただきました。彫刻家、はっとりこうへいさんのワークショップ。アーティストの制作活動をぎゅっとコンパクトにして追体験できるワークショップになっています。

　

　

　

　

　小さな木っ端（WOODWORKの工房から出たもの）にヤスリをかけて丸くしたり、尖ったもので凹みを付けたり、刃物で削ったりして表情をつけます。やりすぎても想像したようにならなかったりするので、盛り込みすぎない止めどころが大事、というはっとりさんのアドバイスをいただくのですが、ついついあれこれやってみたくなってしまいます。
　下地が出来たら絵の具の色を3色選びます。全面に塗って乾かし、乾いたら2色目を塗り重ねて乾かし、そしてまた乾いたら3色目を塗って絵の具の層が3層できした。手に絵の具をつけながらの作業はとても楽しいのですが、ここまでであっという間に1時間以上たっていました。はっとりさんが作品を製作される際には、少し大きなものでは100色を重ねるそうです！

　

　

　

　

　絵の具をしっかり乾かしてから、今度は絵の具を削る工程です。

　

　

　

　

　様々なヤスリの形、削り方によっても表情の出方が変わるそうです。削ることで下から現れる絵の具の色、木の表情。どの工程も意外なことの連続で、作業中ずっとわくわくと楽しいワークショップでした。ありがとうございました！

　

　

　

　

　完成品は、この時は試しにブローチにしてみました。ほかにもマグネットを付ける案なども出ています。展示企画開催はまだもう少し先ですので、作品や展示についてもまだまだ様々なアイデアをはっとりさんと一緒に考えていきたいと思います。はっとりさんとの展示企画、そしてこの楽しいワークショップを皆さまに楽しんでいただけますように！皆さまもどうぞお楽しみに！

　

　

　

　

　こちらは過去開催の個展の際にWOODWORKにお迎えしたはっとりさんの作品たち。

　

　

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