(キッチン側)
アメリカンチェリー材を贅沢に使用したダイニングテーブルをご納品させていただきました。
外観的なデザインは、お客様がお持ちだったいイメージをできるだけそのまま形にするように考えました。両サイドの脚部も天板と同じ幅、厚みのチェリー材を使用しています。このテーブルにはリビングとキッチンを分ける役割もあって、床に寝転がってリビングでくつろいでいる時にはキッチンの側があまり見えないように、足下をメラミンの板で塞ぐでざいんになりました。
メラミン材は、樹脂を積層した物で、汚れや傷につよい素材です。無垢材の質感や色合いとのコントラストも見どころになりました。
無垢材は湿度や温度によって、反ったり収縮したりすることがあるため、デザインにある程度制約が必要になります。天板と両サイドの脚部の板とのジョイント部分には、将来的には目違い(めちがい=木の収縮の度合いや方向の違いによって起こる高さの違いや凹凸)が起こる可能性があります。また、脚先が貫などによって固定されていないフリーな状態のため、脚部の底面には細いスチールのプレートを反り止めとして埋め込んでいます。その上で、4点にアジャスターを埋め込み、床のレベルや家具の伸縮に対応できるようにしました。
ご納品後、リモートワークでこのテーブルを使ってお仕事をされることになり、気に入ったチェリーのテーブルで仕事ができて良かったとおっしゃって頂けました。ありがとうございます!これからも末長く、楽しくご愛用いただけましたら幸いです。この度は、ありがとうございました。
◎特注ダイニングテーブル (アメリカンチェリー材、リボス塗装、幅1800×奥行800×高さ730mm)
#202007
納品事例 │ テーブル/デスク