アメリカンチェリー3枚接ぎ天板に、細めのフレキシブルレッグスをつけたダイニングテーブルをご納品させていただきました。
コーナーは、断面の辺にそって小さく丸く面取りしています。全体のシャープさを損なわない様に、でも角に当たってもいたくない様な加減にしました。
両サイドのミミは、チェリー本来の「皮」の色が少し残るくらいに、削りすぎないように仕上げました。肌触りは滑らかに、自然の表情も感じて頂けると思います。
天板を外して脚の向きを変えると、ローテーブルとしてもお使いいただけるのがフレキシブルレッグスの特徴です。無垢材の存在感に対しても程よい重厚感があり、無垢天板に最も多く合わせてご納品させて頂いているデザインです。この度は少し細めの太さ60mmで製作させていただきました。お客様がご来店の上、時間をかけて選んでくださいました。
節を樹脂で埋めた様子。
こちらから見ると、淡い濃淡のなかにも年輪と木目がはっきりと見て取れます。チェリーは成長は遅いほうではありませんが、こうした幅のあるテーブルの天板になるためには、何十年物時間が必要です。
ご納品の様子です。
チェリーの温かみのある色合いが、お部屋の楽し気な雰囲気にもぴったりですね。今度はご家族団らんのテーブルとして、末永く何十年もと愛用頂けたら嬉しいです。この度はありがとうございました。
#20200608
納品事例 │ 一枚板/無垢天板