こちらは、お客様のご希望で、板厚を45mmで製作させていただいたテーブル用天板です。
無垢の木は削ったり接ぎ合わせた後も、反ったりねじれたりといった動きを生じます。その動きが極力少なくなる様に、時間をかけて天然乾燥をし、さらに窯に入れて人口的にも乾燥させたり、強力な接着剤をつかって接ぎ合わせるなど職人は工夫を凝らすのですが、それでもまれに、反ったり割れたりといったことが起こる場合があります。
このナラ天板は、裏面に脚部を固定するための加工(鬼目ナット)まで施した状態で、塗装に入る前の最後の仕上げをガレージで作業している際に、外気により触れていた側の接ぎ合わせた部分が、切れて隙間になってしまいました。
お客様には、新たに製作した天板をご納品させて頂きましたが、こちらの天板が残されました。
加工の際に不具合がでたものではありますが、これだけの厚みと大きさ、見事な虎斑杢の現れた天板です。もしこうした事情をご理解いただきそれでも良しとしていただける方がいらっしゃれば、ぜひテーブルとしてお使いいただきたいと考えています。
天板裏の鬼目ナットは取り除いて、木栓で埋め加工をさせて頂きます。板端の割れは、カットと再接ぎなおしをすることで出来るだけの対処をさせて頂きます。詳しくは職人がご説明とご相談をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
『無垢天板・家具スーパーセール』開催中は、展示用の脚部との組み合わせ販売もさせて頂きます。ぜひどうぞご検討ください。
◎ナラ6枚接ぎ天板(N20-07)
樹種:ナラ材、6枚接ぎ、ミミ無
塗装:オイル塗装
サイズ:L2000×W900×T45㎜(現状、カットと再接ぎ直し加工をしますので、少し小さくなります)
天板のみの価格:お買上いただきました、ありがとうございました
※天板裏の鬼目ナットの埋め込みあり、外して木栓で埋め加工いたします
※塗装は天板がリボス社(アルドボス+ビボス仕上げ)、脚部がオスモ社フロアカラー/ナチュラ
※セットアップ用脚部は店頭展示品のため使用感、つま先にカケがあります
※天板のみの販売も承ります、お好きなデザインの脚部との組み合わせも可能です
工房だより │ イベント,無垢天板最新ニュース