今日は、写真家の本多康司さんによる家具の撮影をしています。本多さんを含めて、もう既に絵なっています。
撮影の合間に新しいテーブルでお昼を取りました。
テーブルは形によって全く違う使い心地が生まれるな〜と改めて実感しています。円卓は自然とみんなが向き合い、会話が生まれる。それはとても心地よい時間で、楽しい気持ちにしてくれます。
世の中には色々な家具がありますが、家具の価値って何だろう?と問うと、値段なのか、素材なのか、デザインなのか、それは人それぞれ異なると思います。深く語りすぎると、それぞれの価値観となってしまいますが、一番分かりやすい言葉は、生活に加わる事で便利になる、というシンプルな価値でしょうか。
でも、それだけではなく、コミュニケーションが生まれるなどといった、人の内面的な部分にも実は家具は大きく影響するのだと思います。家具を選んだり、買ったりする事は、生活を彩るだけではなく、便利にするだけでなく、精神的な心地よさを生むような事があるはずです。そんな家具を作るのはレベルが高いですね。。日々精進です。
円卓を囲むと、その人の聞いたことのない楽しい話が聞けたり、自分の事を話したり、皆の意外な表情を感じたり、美味しいものをシェアしたり、普通のお昼が、とても有意義なになりました。たまにある、皆と過ごすこういう時間は、僕にとってとても貴重で、意味のある時間なのです。だから僕はとても好きです。円卓は皆の思いを中心に集めてくれるテーブルなのでしょう。つい時間を忘れてしまう。
フジモト
工房だより │ プロダクト