飯高幸作さんと、WOODWORKのコラボレーションで生まれた器のシリーズには、異なる釉薬で仕上げる2つのカラーがあります。
ひとつは濃く深い色合いの緑色。光沢がありつるりとしたところと、少しマットでさらりとしたところと、表情や肌触りに変化があってひとつひとつが個性的です。
もうひとつは艶を抑えた柔らかな白。表情からは暖かみが感じられますが、触れるとするりと滑らかで、手に取ると薄く繊細に作られていることが感じられます。
男目線のかっこよさや、いい意味で一癖ある、男が使いたくなる器。飯高さんとつくるなら、そんな器が良いと思いました。つくり手3人で飯高さんの工房を訪ね、釉薬のサンプルなどを見せていただきながら、使いたい器のイメージをお伝えしたのがおよそ一年まえ。
そこから飯高さんが試作してくださった最初の器を家具に置いたときのことは、今でも鮮明に覚えています。
少しずつ形やサイズは変更しましたが、最初にすっと繋がったイメージはそのまま2つのカラーになりました。
つくり手どおしで考えた器です。どうぞ木の家具と合わせてご覧ください。
『森から生まれた器』展示
WOODWORK 2014年6月6日(金)-6月29日(日)
Kousha 2014年6月3日(火)-6月28日(土)
工房だより │ イベント