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工房だより

オイル塗装とそれ以外の塗装

 WOODWORKでは木の家具の塗装にオイル塗装を選びました。
 オイル塗装は、無垢の木独特の手触り、質感、色合い、風合いを活かすことができるので、WOODWORKでつくる家具を最も魅力的に仕上げることができると考えました。
 
 
 では、他にどんな塗装があるでしょうか?
 
 
 WOODWORKで作っている家具でも、一部ウレタン塗装やUV塗装といった塗装方法を採用しています。
 
 
 ウレタン塗装は塗膜が固く丈夫で、防水性、防汚性に優れた塗装です。家具の表面に厚く塗膜をつくり、艶のある表面に仕上げたり、塗装を重ねてマットな艶消しに仕上げたり、逆に木目の浮き出たような表面にすることもできます。使ううちに傷が入ったり塗膜が雲ってきた場合は、再度磨き直しをして良い状態に戻すことができるので、メンテナンスをすることができるわけですが、そのための設備と技術が必要な点がオイル塗装と異なります。
 
 
 UV塗装は、塗料を紫外線で硬化させる塗装方法です。女性のネイルアート(UVジェルネイル)などは同じ原理で固まるのでイメージしやすいでしょうか。塗膜が固く、高い耐磨耗性があり、美しい鏡面状にしあがります。WOODWORKのTONEシリーズのカラー塗装部分にはUV塗装を採用しています。UV塗装も特殊な設備と技術が必要なため、メンテナンスは専門の工場へ依頼が必要です。
 
 
 他に、木のコモノには木固めエースをつかっているものもあります。木の水分と反応して固まる、という点は漆ににた塗料です。
 
 
 
 WOODWORKでは家具にはオイル塗装を採用していますが、オイル塗装は万能の塗装ではありません。製品の種類に合わせ、適材適所、より良い仕上がりにするために塗装方法を選び、さまざまに工夫しています。
 
 
 
 その上で、オイル塗装に関して、より良い仕上がり、より良いメンテナンス方法とは何かを模索しています。家具は長く付き合っていくものです。いろんな変化が起きてからも、きちんと対処でき、できればより良くなるような、そんな理想的な塗装とメンテナンスをお客さまに提供できる事を目指しています。
 
 
 

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