TOPへ

工房だより

絶妙なサイズ感

 

 

毎年5月の2週目にWOODWORKの地元、下谷神社のお祭りが行われます。
今年は、12日と13日の土、日、でした。
週末2日間の町は、お囃子、お神輿、半纏を着る人たち、そんな風景に賑わいます。

 

台東区には、浅草三社祭や鳥越祭りといった名だたる大祭もある中で、
地元町内のお祭りも数多く行われます。

 

そに中でも、下谷神社のお祭りは僕が子供の時から一番馴染みがあるお祭りです。
上野から浅草通りを浅草方面に歩くと、ビルとビルの間に現れる赤く立派な鳥居、これが下谷神社です。

 

改めてみると下町の中にしては立派だなと、凛とした姿にジャパニズム〜を感じます。

下谷神社のお祭りは、境内の周りをぐるりと出店が並びます。
子供の頃はワクワクした夢の時間だった事を今でも思い出しますね。

大人になって、ぐるりと歩いてみると、なんとも絶妙なサイズ感なんです。

 

大きすぎず、小さすぎず、物足りない訳でもなく、フラフラっとなんども何週もしてしまうような下谷神社の周り。
歩けば、狭い路地の両サイドにギュッと迫る色とりどりの出店が、楽しい気持ちをワクワクと沸き立たせてくれます。
大人なのですが。

 

物や、物事には見合ったサイズ感が絶対にあると思います。
それは、とても大きな物であったり、すごく小さいものであったり、もしますが、
それが「丁度いい」と言われるものなのでしょう。

 

丁度いいは、人それぞれにあるものす。
僕にとっての下谷神社のお祭りは、丁度いいサイズ感の下町のお祭りと言った感じです。
冬が明け、春がすぎ、夏に入る前の体慣らしの様な最初のお祭り。

これから、賑やかな夏ですよと教えてくれている様な。

 

今になって自分が、下谷神社お祭りについて語るのもなんだか面白いものですが、
これから台東区も祭りシーズンとなります。
いつもの散歩コースにタイミングを合わせると、また特別な散歩になるのではないでしょうか。

 

ぜひ、下町の祭りを楽しんでみてください。

 

 

代表 藤本

《CATEGORY》

 

《ARCHIVES》