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工房だより

笹倉 慎介+WOODWORK工房ライブ

 11月28日土曜日。

 あぁ、みんなの日頃の行いがよいんだなぁ、って思うような気持よく晴れた朝。工房ライブのための準備が始まりました。

 地下工房は前日までもある程度片づけ、掃除をしていましたが、朝から大きな機械をどけての本格的な掃除が始まったので、もうもうとホコリがたちこめて、マスクなしではいられないような状況になっていました。
 
 ショップの方はライブに伴ってお店を閉めるお知らせを張り出したり、人が通るところを片づけたりと、こちらもあれこれと準備に追われました。
 
 

 

 
 

 
 
 
 お昼ごろ、笹倉さんが車に機材を積んで到着。お昼を食べてさっそく準備開始です。
 まずはコーヒーの準備。この日はご来場の皆さまに笹倉さん自らコーヒーをお出しすることになっていたのですが、ミル、豆、カップに至るまで、こだわりのものがずらっと並びました。下に引いてある使い込んだ感じのタオルが青い小花柄だったりして、そんなところもなんだか笹倉さんにピッタリな感じがして良いなぁって思いました。
 
 「guzuri」とは、笹倉さんの運営するレコーディングスタジオのこと(http://www.guzuri.com/guzuri_recording_house/home.html)。実際にこのスタジオを訪れるミュージシャンにコーヒーを供したり、今後ここでカフェを開いたりする予定だそうです。
 今回はそのguzuri珈琲店がWOODWORKに来てくれました!
 
 
  
 

 


 
 
  地下では前に笹倉さんと打ち合わせをした、機械を使ったステージと、お客様に組み立てていただくスツール用の脚を準備して笹倉さんを待ちました。うまく太さのバランスを取りながら選んでいただきやすいように、こんな風に台を作りました。笹倉さんがいらしてからは会場に機材を入れて、ステージや音響のセッティングスタートです。
 
 
 

 
  

 
 

 

 

 
 

 
 

 
 

 
   

 笹倉さんはご自身で音響の設備、セッティングまでをされたうえで、自分のライブを作りあげることができるとても希少なミュージシャンです。シンプルなステージに見えますが、ステージの高さ、音、光・・・実際はとても細かいところまで考え、調整をして臨まれました。
 
 
 

 
 

 
 

 
 
 今回お客様がライブ中に座っていただくスツール、その名も「森スツール」はお客さまご自身で組み立てていただきました。
 森にいって拾った枝で組み立てたようなスツール、鈴木くんのそんなアイデアが出発点になっています。今回のライブは「工房ライブ」が一番のテーマではありましたが、スツールやステージ、いろんなところに森っぽさが感じられたような気がします。
 
 工房はいつも木の匂いがします。お客さまを地下工房へ案内する階段を下りる時、みなさんが最初に言われるのが「木の匂いがする!」なんです。テーブルだったり、インテリアだったり、木のモノって身近にありそうで、でも木の匂いがすることってあんまりないですよね。
  
 木のにおい、肌触り、声・・・五感を呼び起こされる、そんな感じが自然の山や森に行った時の感じに通じるかもしれません。

 そして味覚!少しお待たせしましたが、みなさんに笹倉さんのコーヒーを楽しんでいただくことができました。お客様には前もってマイカップを持ってきてください、とお願いしていましたので、陶器のカップ、紙のカップ、ボトル・・・みなさん思い思いのカップをお持ちくださいました。笹倉さんこだわりのコーヒー、私もいただきましたけど、とっても美味しかったです。

 
 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 ライブは・・・ 
 
 とってもとっても素敵でした。
 笹倉さんのアイデアで、プレス機の上に敷いた板に座って、周りにご自身で持っていらっしゃったライトと電球をつけて・・・気持ちよく通る声をいつまでも聞いていたかったです。
 
 言葉を尽くしてもライブのよさはお伝えできないと思うので、今回いらっしゃれなかった方は次の笹倉さんのライブにいらっしゃるか、いつかまたWOODWORKでライブをしていただけたらその時、是非見に来てください。
 
 

 
 

 
 ライブの後、お買い上げいただいたCDにサインをする笹倉さん。いつも思うんです、音楽をされる方の笑顔って、何であんなに素敵なのかなーって。
 
 写真のお客様は森から・・・じゃない、長野県の山から来てくれたそうです。大きなバックに森スツールをぶら下げてくれています。ありがとうございます!
 
 
 
 ご来所くださいましたお客様、ありがとうございました。そして笹倉さん、素敵な時間をありがとうございました。またいつか一緒にライブを作れたらいいなと思います。
 
 あっという間の夢のようなひとときでした、ありがとうございました!
 
 

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