工房だより

毎日のこの暑さ、たまりませんね。
皆さん、夏バテにはなっていないでしょうか。最近は、アイスを食べる回数が増え、たまに贅沢をし、「白くま」ゴージャスバージョンを食べる至福のときが、たまりません。
人一倍に汗をかき、人一倍に水分を取り、人一倍におやつを食べる、夏バテとは無縁の直井です、お久しぶりです。

　
　
先日、UCOLORの小池さんとのイベント「green+green」を無事に終え、地下の工房では、10月末に控えている「新作展」のための試作や、ご注文頂いている商品の製作をコツコツ、カツカツと手分けをして進めています。
　

ご注文頂いた中に、一番長い靴べらのベムをまとまった数のご注文がありまして、僕はその一端を担っています。今日は、そんなある日のベムの小話です。
　
　
ベムは靴べら本体だけではなく、差し込んで置いておくためのスタンドもセットになっています。
　　

製作は、まずそのスタンドから取り掛かることにしました。
　
　
スタンドは、2つの部材を貼り合わせて出来ています。
　
写真は、加工を済ませた2つの部材を貼り合わせているところです。　　
　

　
鼻息が荒くなるくらいのやりがいのある数です。　
　

積み重ね…
　
接着剤が乾いては積み重ね…
　
接着剤が乾いては積み重ね…
　
　
この日で、貼り合わせは終了しました。
　
　
　
これまでに、何度もスタンドの製作をしてきましたが、今回の数をこなしている間に貼り合わせにかかる時間は半分くらいに短縮し、塗りつける接着剤の量もはみ出る量が減る適量になっていきました。

　
繰り返している間に、もっと要領良くする方法がないかと考えついたり、つかなかったり…と製作に関するあれこれも積み重ねることができていたりと、日々精進していく今日このごろです。
　
　
手と頭を動かして、動かした分だけ積み重ねられている…はずです。　　
　　
　
さて次は、貼り合わせたものに、スタンドが安定するようにおもりを入れる加工です。　
　
　　
　

　
　
　
最後のひとつを積み重ねるときに、おっちょこちょいな足下の水をひっくり返して作業終了。

この辺の、おっちょこちょいな性格も積み重ねたらなくなるといいのですが。